整体師への転職はやめたほうがいいの?
将来性や必要な資格は?
整体師の転職を検討している方々にとって、転職のリスクや問題点を理解し、将来性やキャリアの展望についても考慮することはとても重要です。
今回は、整体師の魅力や、やめとけと言われる理由、整体師に必要なスキル、などについて詳しく解説します。
整体師への転職を考えている方への参考になれれば幸いです。
Contents
なぜ整体師はやめとけと言われるのか?
やめとけと言われる理由
◎競争の激化
◎技術・知識の取得に時間がかかる
◎給与水準の低さ
結論から言うと、整体院の競争が激化し、市場に過剰供給されていることが原因とされています。
このことがきっかけで一部の人々からは、「整体師の将来性はない」との意見が出ています。
また、整体師は資格がなくても業務が可能な為、技術が未熟な状態で開業していくと整体業界の評判が悪くなり、信頼性や質の問題が指摘されることもあります。
さらに、しっかり準備をしない状態で独立開業した場合、経営面や集客の難しさも考慮しなければなりません。
過剰供給と競争の激化:
整体師は無資格でも業務ができる為、整体師への転職や独立開業する整体師の方も増えつつあります。
このため、整体師同士の競争が激化し、求人へのアクセスや給与水準の獲得が困難になる可能性があります。
整体師の競争状況を踏まえて、転職先の選択や将来性の見通しを慎重に考慮する必要があります。
業界の評判や信頼性の問題:
整体業界には、一部の不正や質の低い施術が存在するという評判があります。
これにより、一般の人々からの信頼を得るのが難しくなります。
整体師として転職を考える際には、信頼性の高い施術や質の向上に努める必要があります。
また、業界全体の評判やトレンドを把握し、信頼できる職場や組織を選ぶことも重要です。
給与水準の低さ
独立・開業した整体師を除いて、社員としての勤務している整体師の平均年収は、約384万円とされており、他の職業の平均年収と比較すると低い傾向にあります。
*給与は地域や経験、資格の有無などによって異なるため、一概には言えません。
整体師のメリット
一方で、整体師の職業には魅力も存在します。
整体師のメリット
◎独立開業・フリーランスとして活動できる
◎人体・健康に関する知識が増える
◎技術を取得することで手に職がつく
◎独立・開業することで収入アップを目指せる
1つずつ解説していきます。
独立開業・フリーランスとして活動できる
整体師としてある程度の技術・知識を取得することで、独立して開業したり、フリーランスとして働くことができます。
特にフリーランスの方は、自分自身でスケジュールを管理して自分のスタイルに合わせて営業することで、より自由な働き方が可能です。
レンタルサロンを借りたり、自宅の1室で営業したりと柔軟な働きが可能になります。
また、副業として週に何回か活動し本業と両立して活動する整体師の方もたくさんいます。
人体・健康に関する知識が増える
整体師として活動する上で、人体の解剖学や生理学などの知識は必要です。
お客様の身体的な問題や健康上の課題に理解を深めることで、専門的なスキルと知識を身につけることができます。
技術を取得することで手に職がつく
整体師は、人々の健康や身体のバランスを自分自身の施術で改善する役割を果たすことができる仕事です。
これは、最近流行りのAIでは行うことができないため、しっかりとした技術を取得することで、仕事をAIに奪われるといった心配がありません。
専門的な手に職がつくことで、技術を身につけさえすれば一生使える武器となります。
独立・開業することで収入アップを目指せる
先ほどの説明で給与水準が低いと説明がありましたが、独立・開業することで、1,000万以上の年収を得ている整体師も多くいます。
ただし確かな技術がないと、お客様もついて来ないので、しっかり基礎を身につける時間も必要です。
整体師として必要なスキル:
整体師には、一定のスキルや知識が必要です。まず、人の体の構造や運動学に関する理解が必要不可欠です。
さらに、コミュニケーション能力や対人スキルも重要です。患者さんとの信頼関係を築き、的確な施術やアドバイスを提供することが求められます。
また、経営面やマーケティングの知識も必要となります。独立開業やフリーランスとして活動する場合は、集客や経営計画の立て方にも精通しておく必要があります。
整体師として必要なスキル
◎施術のスキル
◎コミュニケーションスキル
◎気遣いや責任感
整体師になるには:
整体師として業務をする上で、身体に関する知識、施術の技術は必要です。
全くの未経験という方は、整体師の学校や専門学校での学びで基礎を身につけるもしくは、社員、アルバイトとして実務経験を積んでいくことが大切です。
私の経験上、学校で学んだことだけでは独立して整体師をやっていくのはよほどのセンスと実力がなければ無理です。
学校では基本的に基礎的なことしか学ばないですし、現場でしか学べないようなことの方が重要にもじました。
お客様からお金を頂いて施術するので無責任なことはできません。
知識がないまま施術をして、逆に症状を悪化させてしまうこともあり得るので、しっかりと経験を積んで知識・技術を取得しましょう。
資格は必要?
整体師としての資格は必ずしも必要とされるわけではありません。
ただ資格のメリットとして、信頼性や専門性をアピールすることができます。
私自身は柔道整復師という国家資格を取得しましたが、国家資格という肩書きがあるだけでもお客様からの信頼はかなり大きいです。
ですが重要なのは、お客様の症状を改善していくことなので、資格に限らずしかりとした知識と技術を身につけることが大切です。
結論
資格はなくても業務は行えるが、信頼性や知識・施術の技術を身につける上では、相応の努力が必要。
お客様に知識がなくても施術を受ければ技術がない人はすぐに分かります。
整体師の転職に関心がある方へのアドバイス
整体師への転職を決意したのであれば、ライバルとの競争に勝っていかなければなりません。
整体院が増えている状況で生き残っていくためにも、他とは違う自分の武器を身につけることです。
施術の技術であったり、サービス内容、料金など様々な要因がありますが、これだけは負けないというものを前面にアピールしていきましょう。
私の知り合いの中にも自分で独立する前に社員として整体院を何箇所も勤務していた方もいます。
言い方は悪いですが、いい部分の技術を盗んで、自分なりの武器にしていきましょう。
転職先の調査:
整体師だけではないですが、転職を考える際には、転職先の職場や業界の特徴を調査しましょう。
将来性やキャリアの成長機会、福利厚生など、自身の希望や目標に合致するかどうかを判断するために必要です。
ネガティブな意見の受け止め方:
整体師の転職に関してネガティブな意見や経験談があることも事実です。
それらを参考にすることは重要ですが、一方で自身の視点や価値観を持ちつつ、客観的な判断を行うことも大切です。
スキルの磨き方:
整体師としてのスキルを向上させるためには、継続的な学びと実践が必要です。
セミナーや研修への参加、他の専門家との交流を積極的に行いましょう。
自己評価と目標設定:
自身のスキルや資質を客観的に評価し、整体師としての目標や志向性を明確にしましょう。
自身の得意分野や興味のある領域にフォーカスすることで、より適切な転職先を見つけることができます。
まとめ
整体師の職業には魅力や、やめとけと言われる理由が存在しますが、その選択は個人の意思や情熱によって左右されます。
転職を考える方々には、整体師としてのキャリアや成長の機会を提供する職場や業界についての情報を収集し、自身の将来を見据えた上で最善の選択をすることをお勧めします。
整体師の転職に関する情報や意見は多岐に渡りますので、可能な限り複数の情報源を参考にして判断することをおすすめします。
また、転職を検討する際には、実際に整体師として働いている方々の経験や意見を聞くことも重要です。
整体師としての意見を通じて、整体師の仕事の実態や課題、やりがいを知ることができます。
また、キャリアアドバイザーや専門家の助言を受けることも有益です。自身の目標や適性を考慮しながら、将来に向けた転職の判断を行いましょう。
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